スカーレット

スカーレット【8週】ネタバレあらすじ「喜美子、結婚相手との出会い」

こんにちは!@朝彦です。
ここでは、NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)『スカーレット』【8週】のネタバレやあらすじ、その感想を書きたいと思います。

ではさっそく、スカーレット【8週】のネタバレ&あらすじに参りましょう♪


朝ドラ スカーレット【8週】のネタバレ&あらすじ

※ここからはNHKの『連続テレビ小説(朝ドラ)・スカーレット』8週「三年やらんと、わからへん話や」のネタバレ・あらすじを含みます、ご注意下さい※

新聞紙に一本の線を引く。ただ引き続ける…。深野先生から課せられ課題を喜美子は延々と繰り返しました。夏の暑い日も真冬の寒い日も、昨日よりも今日、今日よりも明日。近道はない…。日々の積み重ねは自分を裏切らない。喜美子のそんなひたむきな姿を、深野は見て見ないフリをして、実は静かに見守っていたのでした。

月日は流れ、昭和34年。喜美子は21歳になっていました。喜美子が筆を握ってから約二年半。ついに火鉢の絵付けの一部を任される時がやって来たのです。

深野が美しく描き上げる絵付けの火鉢の売れ行きが好調で、丸熊陶業は描き手が不足していました。喜美子は人材不足に悩む熊谷秀男社長に直接申し出たのです。

「うちも出来るんやないでしょうか?いや出来ます!いや、出来るかどうかやらせてみてください!よろしくお願いしますぅ」

秀男は「う〜ん」と唸ります。深野も唸ります…。弟子二人も唸りました。緊迫した空気が数分流れると、やがて深野がにっこり笑い「ええよぉ〜!まかせても」と口を開いたのです。

しかし秀男は黙ったまま作業場から出て行ってしまい、それを見た深野が「社長はんにも一度ゆうとくから。これや!思う絵柄が出来たら一つ持って行って、見てもらい。”打たぬ鐘は鳴らぬ”ゆうてな、まずはやってみることや」と喜美子を気付かいます。

実は池ノ内と磯貝の弟子二人は、半年ほど前に秀男社長に絵柄のデザインを見せに行ったものの「うちは深野先生だからお願いしている。お弟子さんたちの絵は求めてへんで」と突き返されていました。

そういう経緯もあり、深野は「いろんな人にええなぁ〜言うてもらえるような、求められてる絵柄を考えるんや。芸術家の描く一点ものとは違うで」といつになく真剣に喜美子に助言するのでした。

朝彦
朝彦
お弟子さん二人もまだ認めてもらえてないのに、喜美ちゃん大丈夫でしょうか?

この日から、喜美子の頭の中は絵柄のことで一杯になり、寝ても覚めても考え続けました。誰からも買うてもらえるような絵柄とは…。夜が更けて床に入ってからも、喜美子は図案を考え続けました。

ある晩、喜美子は大阪の荒木荘での思い出がふと目に浮かんできました。忙しくも和やかで楽しかった日々…。一生懸命働いた、いろんな事を教わった、人情というものを知った…。荒木荘で過ごした日々は、まぎれもなく喜美子を成長させ、人生の大切な一部となりました。

喜美子はむくっと起き上がると、わら半紙に鉛筆画を描き始めます。”特別に凝ったものでなく、しかし少しだけ、自分の個性を出して…”とつぶやきながら、出会った皆の顔を思い浮かべました。なぜか笑顔ばかりが浮かんできます。

そしていつしか描いている喜美子自身も笑顔になっていました。それは深野が他人には見せようとしない、あの嬉しそうな笑顔と同じでした…。

翌朝、喜美子は出勤すると、すぐに明け方まで描き続けた図案を深野に見せます。それを見た深野は「ほぉ〜ほぉ〜ほぉ〜」と三回繰り返して頷きます。そして社長に見せに行けというふうに、顎を上に向けて喜美子を促したのでした。

朝彦
朝彦
いい感じに仕上がったのではないでしょうか??

あの照子が結婚していた!

事務所の前で深呼吸をすると、喜美子はトントンと扉をノックして中に入ります。応接用の茶色い革張りの椅子には、丸熊陶業の婿養子…照子がこの春結婚した相手である熊谷敏春が座っていました。いずれ社長になる男でしたが、喜美子は彼の冷たい感じが少し苦手でした…。

喜美子が「あの…あの…」とマゴマゴしていると、そこに信作が入って来ました。今は役場の観光課で振興企画の仕事をしており、今日は夏の火まつりの企画書を持ってきたのです。火まつりには丸熊陶業も毎年参加していました。

「あ、キミちゃんやんけ!」「信作やんっ!」。一瞬、同窓会のような雰囲気になります(笑)。そして気を取り直して、喜美子は「あの、絵付けの新しいデザイン画です。うちが描きました」と見せると、事務局長の加山が「はあ?」と露骨に嫌な顔をします。

それに気付いた秀男が「まあ、ええやんけ。フカ先生からも言われてるんや。受け取るだけ受けたって」と言うと、加山はしぶしぶ受け取り、ポイッという体で机に放り投げます。それを見た喜美子は「採用されへんでも構いません。また来年持って来ます」と強気な態度を取ります。

敏春がそのやりとりを眺めていると「敏春さん、お葡萄です…どうぞ」と照子がしずしずと葡萄を乗せたお盆を持って入ってきます。そして、喜美子と信作に気付くと「まあ、こんにちは。ごきげんよう」と若奥様らしく微笑んだのでした。

朝彦
朝彦
おお!照ちゃんが若奥様!結婚早かったなぁ〜

笑いを堪えるのに必死だった喜美子と信作は、事務所を出てしばらく歩いた所で「ブハハハハッ!」と大笑いします(笑)。するとすぐ後から照子が「おぬしら、見たなーーっ!」と雄叫びを上げて走ってきます。

喜美「初めて見たわ!照子の若奥様ぶりぃ〜。聞いたことない可愛い声、出しよって」
信作「照子も人に”どうぞ”ゆうて、モノ出したり出来るんやなぁ〜」
照子「出来るわっ!」

すると照子は「あれ?信作、結婚したんけ?」と意地悪く聞きます。実は一番に結婚すると思われていた信作はまだ独身でした。

照子は今の旦那さんと初めて会った時「琵琶湖に沈めたるぅ〜!あんな男と一緒になるくらいやったら、ゴキブリ百万匹のほうがぁ〜」と嫌がっていたのだそうです。がしかし、今となってはその旦那さんと結婚しています。喜美子が「好きになったんやな?」と照子の目を覗き込むと、照子は恥ずかしそうに「…好きに、なった」と正直に答えます。

「あの人、芸術詳しいねん。陶芸のことも信楽だけやない、日本中のあちこちの窯に詳しいんよ。ほんで自分が丸熊陶業を継いだら日本一目指します、ゆうたりすんのよ…」

そう言うと、照子は急に切なそうな表情を浮かべます。いつだったか夕暮れの墓地で、年の離れた兄が戦死したと照子から聞いたことを喜美子は思い出すのでした…。

朝彦
朝彦
そうだったんですね…。きっと天国のお兄さんも喜んでくれてることでしょうね

敏春は照子の兄の身代わり?

その頃、丸熊陶業の事務所では、社長の秀男と婿の敏春、事務局長の加山の三人が今後の丸熊陶業の方向性について重い空気の中、話し合いをしていました。決算書を見た敏春が「これでは融資はおりない。これからは事業計画書、戦略というものが必要です」と主張します。「世の中は、大きく変わってきています!」と。

敏春は深野心仙に対しても「もう古いんとちゃいますか?」と言います。加山が「社長が目ぇ付けた深野先生のおかげで、火鉢の売上が伸びたんです」と反論します。戦後からおよそ15年が経ち、日本経済は高度成長の真っ只中にありました。復興のスピードは目を見張るものがあり、時代は急速に変わろうとしていました。

秀男は婿の言い分に憮然として事務所を出ていくと、加山が慌ててその後を追います。一人残された事務所で、ふと喜美子が持って来たデザイン画に目を留めます。その絵を眺めながら、敏春はじっと次なる戦略を考えるのでした…。

そこへ照子が事務所に帰ってきます。敏春は誰が描いたものだとは言わず照子に「このデザイン、どう思う?」と聞きます。照子は「ええと思います。ただ最終的にはお父ちゃん…社長が決めることやし。社長があかんゆうたら、しゃあないかも」と答えます。

それを聞いた敏春は「…みんな、僕に任せるゆうてたのに。話が違うな…」と目を伏せます。そしてポツリと「僕は、いつまで代わりなんやろな…。結局…僕はお兄さんの身代わりやから…」とつぶやきます。

敏春は喜美子のデザイン画をポンと置くと事務所を出て行きました。照子は、初めて見せる敏春の表情に動揺していました。敏春がなぜ婿養子になると決めたのか…。兄の身代わりなど考えたこともなかったが、父と母は果たしてどうだったのか…。

照子は初めて敏春の気持ちを深く考えて、心がざわつき、これまで気遣ってやれなかった自分を悔やんだのでした…。

朝彦
朝彦
婿養子の二代目…。難しいでしょうね。支えてあげられるのは照ちゃんしかいませんよ

ついに直子が東京へ!

一方、川原家でも大きな変化が起ころうとしていました。直子がついに東京へ行くことになったのです。しかし、実はこれがすでに三度目の正直でした。

一度目は直子が17歳になった時。常治がツテを頼って頭を下げて頼み込んだ問屋さんでした。しかし直子は一ヶ月も経たないうちにその仕事を辞めて信楽に帰って来てしまったのです。

二度目は、前回と同じ下町の谷中で、同じく問屋だったのですが、今度はその日のうちに辞めてしまいました…。そして明日。三度目の正直として向かうのは蒲田にある電化製品工場で、中学校の先生が斡旋してくれた寮付きの職場でした。

常治が「こらえ性が無いんや、お前は!」と怒鳴ると、直子は「今度こそ、ちゃんとやるゆうてるやろ!」と反発します。

そこへマツが割って入り「直子、お父ちゃんの手拭い持って行ってやりぃ!そんで拗ねてるんや」と言うと、直子は「いややっ!あんな汚ったない汗の染み付いた手拭い、なんで持ってかならんの?」と全力で嫌がります(笑)。

朝彦
朝彦
喜美ちゃんの場合は”臭い〜”と泣いていたのに、直ちゃんは全然反応が違いますね(^_^;)

百合子が「直姉、楽しそうやね」と東京に行く直子を羨むと「楽しいわけないやん。工場やで」と素っ気なく返します。そんな妹に過去の自分を重ねるようにして、喜美子は笑顔で諭します。

「直子、うちも絵付けは最初からしかめっ面しか出来へんかった。同じ絵を繰り返し、繰り返し描くんや。だけど、そのうちそれが楽しくなってくる。今はもうすっかりニコニコや。三年やらんと、わからん話や。電化製品作るんでも、やったら楽しいかもしれへん」

翌朝、直子は東京へと旅立ちました。直前になって急に常治も一緒に行くと言い張り、二人分の高い汽車賃は喜美子の美術学校の学費として貯めていたものを充てました。

マツが「体には気ぃつけるんやで!」と手をふると、直子は振り向かずにコクリと頷きます。「直姉ちゃん!直姉ちゃん!」と不意に泣き出した百合子の肩を喜美子はぎゅっと抱き寄せます。

家族といえども永遠ではなく、いつか離れていかねばならぬことを、13歳の百合子は今日、実感したのかもしれません…。

喜美子、結婚相手との出会い

ここ数年、売上が好調の丸熊陶業は、敏春の提案により主力商品の火鉢とは全く別の、自社製品を企画開発することになりました。そのため、敏春は三人の新入社員を採用しました。名前は、藤永、津山、十代田の三人で、三人とも大学を出ていました。

敏春は三人を連れて社内の部署を挨拶して回ります。そのうちの一人である十代田八郎は、他の二人と違ってボサボサ頭で身なりを気にしない風貌。シャツには不慣れな縫い方で当て布がしてありました。

「十代田です。京都の美術大学で陶芸の奥深さを知りました。学生に陶芸を教えておりましたところ、こちらを紹介されて来ました。信楽でもの作りするんを楽しみにしております。よろしゅうお願いします」

一方、西牟田などの古株の陶工たちは「うちら土と薪触るしかでけえへんから、企画とか開発とか言われても、よう分からん…丸熊も変わっていくかもしれんなぁ」と嘆いていました。

その日の夕方、丸熊陶業の食堂に火まつりのポスターを貼りに来た信作と、喜美子がバッタリ顔を合わせます。するとその片隅で、十代田が食器を抱えてウロウロしていました。そこで喜美子が「やっときます。さっき、私のいる絵付け班に挨拶に来られた方ですよね?」と声をかけます。

そして喜美子は十代田に幼馴染みとして信作を紹介し、三人は歳も近いということですぐに打ち解けます。喜美子が信楽の火まつりについて十代田に説明すると十代田は「僕は信楽の土が好きなんです。火で焼き上げたとき、ちょっとザラザラしとる感じが」と言います。

それを聞いて喜美子も「わかります!うちも好きです。ちょっとザラザラ、洗練されてないゆうか…素朴な感じ」と言うと、十代田も「それや、素朴!」と笑顔を見せます。喜美子は十代田の飾り気のない笑顔を見て、この人こそ素朴や…と感じたのでした。

朝彦
朝彦
喜美子は後にこの男性と…??

同じ頃、丸熊陶業の事務所では、珍しく照子と秀男、母の和歌子の三人が話合いをしていました。敏春を婿に迎えてから世代交代について話し合って来たのですが、頑なな秀男は引き際が分からず、社長の座に執着していたのです。

「船頭が二人もおったら山に登ってしまうで。もう敏春さんに任せたらええやん。それと、敏春さんはお兄ちゃんとは違うねんで。敏春さんは敏春さんや。お兄ちゃんの代わりにするのは…やめよ」

そして照子は敏春が気にかけていたデザイン画の紙を手にし「この新しいデザイン、採用してあげて。敏春さんの目に狂いはないはずや」と何も知らずに喜美子の絵柄を秀男に薦めます。秀男はそれを見て「それ誰が描いたデザインか、知らんとゆうてんのけ?」と驚いていました。

朝彦
朝彦
敏春さんは、本当に喜美ちゃんのデザインに惹かれたのでしょうかね?

喜美子が信楽初の女性絵付師に

間もなくして、喜美子は新聞の取材を受ける立場になっていました。敏春は丸熊陶業の新しい時代に向けて、信楽初の女性絵付師として、喜美子を世間に知ってもらおうとしたのです。マスコミから注目を浴びるということで、この時ばかりは秀男も珍しく敏春を褒めます。

喜美子は新聞に出るなんて戸惑いを感じながらも、絵付師として認められる嬉しさを噛み締めていました…。敏春は喜美子に取材の日は、なるべく綺麗で可愛らしい服を来てくるよう指示します。喜美子はマツに相談すると、マツはすぐに陽子のところにすっ飛んで行って相談します。

陽子は「そりゃ、一大事やっ!」とブラウスやワンピース、ネッカチーフなどを見繕い、家にどっさりと運んでくれました。そういえば昔、喜美子の就職が決まった時も、陽子がこうして洋服を用意してくれたのでした。

朝彦
朝彦
陽子さん、本当に毎回有り難いですね…

そして一週間後、取材の日をがやって来ました。喜美子は生まれて初めて口紅なるものを塗り、いかにも可愛らしいポーズを求められます。しかし…。火鉢の前で絵筆を持つポーズも、違和感がありました。いつものウチと全然ちがう…。しかしカメラマンはそんな事はお構いなしにパチパチと撮影し、インタビューが始まりました。

記者から「何か愛称とかないですか?」と聞かれると、秀男が「深野心仙の九番目の弟子入りやさけ、”キュウちゃん”呼ばれてる」と口をはさみます。すると記者が「深野心仙?」と興味を持ったのですが、敏春が話を中断します。

「信楽初の女性絵付師という話のみに絞ってください。丸熊陶業の”マスコットガール”みたいな感じでいきましょう」

すると記者が閃いて「じゃあ喜美子さんだから”ミッコー”はどうです?ミッチーブームに乗っかって」と提案します。時は明仁(あきひと)皇太子のご成婚、初の民間ご出身のお妃誕生に日本中が沸いていました。正田美智子さんを親しげに”ミッチー”と呼んでブームとなっていたのです。

喜美子はマスコットガールという言葉が引っかかり「あの…ウチは深野心仙先生のもとで三年間、学ばせて頂いて、ようやく絵付師として食べられるようになりました。記事にはそういう話が必要なんちゃいますか?」と言うのですが、敏春は喜美子の言葉を無視します。

そして今度は「ホットケーキゆうの、食べたことありますか?」と尋ねられます。喜美子が「えっ?」と首を傾げているとすかさず敏春が「好きな食べ物はホットケーキ。食べるのが夢でした、と書いて下さい」と言います。記者も記者で「ああ、ええですねぇ。可愛い話です」と頷きます。

自分の意志とは違うところで、自分ではない女性像が勝手に作られていく。命がけでやろうとしている仕事を軽々しく取り扱われているような気がして、喜美子の胸の中で嫌悪感が膨らんでいきました。しかし、敏春は大切な親友の旦那さんでもある。しかも、自分のデザインに目を留めてくれた人、いわば恩人です。喜美子は激しく葛藤するのでした…。

しかし!やはりウソはつきたくないと思った喜美子は、気がつけば立ち上がっていました。

「すんません、うちは絵ぇ描くのが好きで、絵付けで生きていこうと思うてるだけです。こういうんだったら、うちはもうやりません!」

喜美子はそう言い放つと、席を後にしたのでした。

朝彦
朝彦
敏春さん、注目を集めようとしてわざと喜美ちゃんのデザインを採用した??

十代田八郎は喜美子と似てる?

数日後、上がってきた新聞記事には大きな字で次のような見出しが踊っていました。絵付けの話などどこにもなく、師匠である深野心仙の語りは微塵もありませんでした。喜美子にとってあまりにも不本意な記事で悲しくなりました…。

『信楽初の女性絵付師』
『丸熊陶業のマスコットガール。皆からミッコーと呼ばれて』
『ホットケーキが大好き』

喜美子が「先生、すみません。先生の事ぎょうさん話したのに、載ってないです…」と深野に謝ると、「ええよぉ〜」と深野は全く気にしていない様子。しかし池ノ内と磯貝は「なんやミッコーって?」「ホットケーキ、食うたこと無いやろ」とツッコんでいました(笑)。

一方、丸熊陶業内は喜びで沸いていました。しかも『ミッコーの火鉢』には注文が殺到。事務局長の加山は「さすがに策士ですなぁ」と敏春を持ち上げます。もちろん、マツも百合子も陽子も大喜びです。

朝彦
朝彦
策士かぁ…。やっぱり喜美ちゃんは利用されただけかも(^_^;)

翌日。喜美子は食堂で十代田八郎にバッタリ会うと「川原喜美子さんですよね、ミッコーとは何ですか?」と言われてしまいます。喜美子が深野先生の事も話したのに書かれていなかったと言うと、八郎は深野心仙を知っていたのです。

「知ってます!日本画の芸術賞もとられたことのある有名な。それを一言も触れないなんて、失礼じゃないですか?」

喜美子は思わず「すいません…」と頭を下げながら、この八郎という男は不思議な人だと感じました。他の人とはどこか違う…とてつもなくまっすぐな青年…。そして、どこか自分に似ているとも感じるのでした…。

朝彦
朝彦
確かに。喜美ちゃんに真っ直ぐぶつかって来る人って、なかなかいませんもんね(^_^;)

忘れかけた「初心」を取り戻せ

その後、突然八郎が絵付けの作業場にやって来ました。深野が「誰や?」という顔をすると、八郎は最近入社して、一度挨拶に来たこと、そしてその時に言いたかった事があったので改めて伺った旨を伝えます。

「実は、深野先生の絵が、僕の実家の床の間に飾ってありました。鳥が二羽、水辺を飛んでいました。美しい山があって、スーッと日の光が…。祖父が日本画が好きで、亡くなってから形見ゆうてもらったもんです」

深野が有り難いなぁと心から嬉しそうな笑みを浮かべると、八郎は驚くようなことを口にしたのです。

「いえ!白いごはんに替えました。僕が11の時です。闇市に行って売りました。大事な祖父の形見の絵を持って、転々として一番高う買うてくれる人を探して売って。ほんで白いお米と、卵三個に替えて…。美味しいなぁ、美味しいなぁ、ゆうて、皆で食べました」

喋りながら、八郎はポツポツと涙を流していました。深野と喜美子は八郎の話をじっと聞き入ります。

「今回、こちらでお世話になり、深野先生がおられると知って。これはもう偶然ちゃう、必然ともわからん。すぐに頭を下げよう思うて来ました。すんませんでした。でも先生の絵のお陰で白いごはん、卵…。ありがとうございました」

喜美子は深野が怒鳴り出すのでは?と心配でしたが、深野は何食わぬ顔に戻って「ええよぉ〜。若い頃に描いた名もない絵ぇや。忘れんとってくれて、ありがとうなぁ」と想像以上の懐の深さでした。

八郎はそれからも何度も頭を下げました。喜美子は八郎の話を聞きながら、例のマスコットガールの記事の件で、流されそうになっていたものに気付きました。それは『初心』です。

自分は何一つ変わっていないのに、連日の取材と周囲の騒動は衝撃的でした。ああやって人は自分を見失っていくのかもしれない…。それを今、深野と八郎が気付かせてくれたのです。

そして深野の、何の権威にも名誉にもこだわらない、ただ絵を描くことが好きで生きてきた人の、純粋さとやさしさに改めて心を打たれたのでした…。

朝彦
朝彦
そういう大事な事に自分で気付ける喜美ちゃんも、大したもんだと思います

※この続きは↓第9週のネタバレをご覧ください!
→第9週ネタバレあらすじ「好きな事で稼げる人どんだけおる?」

朝ドラ スカーレット【8週】の感想「喜美子のデザインが気になる」

朝ドラ・スカーレットの第8週のネタバレ&あらすじはいかがだったでしょうか?

まず気になったのは、喜美ちゃんが魂込めて描いたデザイン画が本当はどうだったのか?という点です。
深野先生は「ほぉ〜ほぉ〜ほぉ〜」と三回も言ってましたし、秀男社長に見せに行くように言ったのでおそらく合格点だったと思います。なので、秀男社長と敏春さんがどう思ったのか??

おそらく秀男社長は深野先生が描いていない時点でもう誰が描いてもNGなんだと思います。なので秀男社長に期待しても無理な気がします。
なので敏春さんがどう思ったか…。
私が思うに、喜美ちゃんのデザイン画は「まあまあ悪くない」と思ったと思います。それよりも丸熊陶業を変えるために新しい事を考えていたし、自分がやれるという所を照ちゃんの両親に見せるために、喜美ちゃんを利用しようというのが先に頭にあったと思うのです。

だからこそ、喜美ちゃんをマスコットガールに仕立てたし、もう古いと判断した深野先生の事は一切触れさせなかったし。その徹底ぶりはすごかったと思います。結果的に『ミッコーの火鉢』が売れたので良かった良かったですが、純粋に喜美ちゃんのデザイン画が評価されて売れて欲しかったなぁと思いました。

一方で、商売というのは何かの”きっかけ”というのも大事ですから、中身よりもブームに乗っかるというのもとても大切です。そういう意味では、敏春さんはすごくうまかったし、商売上手なのかなぁという気もします。
ただ、これに調子に乗っていろいろと手を出し始めると痛い目に合う可能性も出てくるので、大事な親友の旦那さんでもありますから、失敗しないで欲しいなぁとは思います。

あと十代田八郎さん。この後、喜美ちゃんと結婚する相手です。
スカーレットの登場人物の中ではダントツで真っ直ぐな心の持ち主だなぁと思いました。確かに喜美ちゃんとはお似合いかも(笑)。

わざわざ絵を売ってごはんと卵に替えた事を謝りに来るって、本当に正直な人ですよね。言わなきゃ誰にもバレないのに…。
でもそうしないと自分の中で気持ち悪いんでしょうね。それだけ大切にしていた絵だったのでしょうし、食べるために替えてしまった罪悪感もあったのでしょう。つくずく喜美ちゃんに似てるなぁと思いました。

これから喜美ちゃんと八郎さんがどのようにして惹かれ合うのか、とても楽しみです。あと直ちゃんがすぐに帰ってこないかも(笑)。

以上で、朝ドラ『スカーレット』8週目のネタバレ&あらすじと感想を終わります。
※本記事のネタバレ・あらすじの内容は、放送される内容とは異なる場合がございます。予めご了承下さいませm(_ _)m。

※この続きは↓第9週のネタバレをご覧ください!
→第9週ネタバレあらすじ「好きな事で稼げる人どんだけおる?」

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