スカーレット

スカーレット【10週】ネタバレあらすじ「喜美子さんの手離しません!」

こんにちは!@朝彦です。
ここでは、NHKの連続テレビ小説(朝ドラ)『スカーレット』【10週】のネタバレやあらすじ、その感想を書きたいと思います。

ではさっそく、スカーレット【10週】のネタバレ&あらすじに参りましょう♪


朝ドラ スカーレット【10週】のネタバレ&あらすじ

※ここからはNHKの『連続テレビ小説(朝ドラ)・スカーレット』10週「自分の中の、好きゆう気持ちを大切に」のネタバレ・あらすじを含みます、ご注意下さい※

手ろくろの上に置いた土を、八郎は「ひも作り」という手法で成形していきます。小指ほどの長細い紐状の粘土をぐるりと這わせ、ろくろを廻しながら手の技などで徐々に形にしていくのです。

集中して手を動かしている八郎が喜美子に気付いたのは、おおまかな形が出来て、ふうっと一息ついた時でした。八郎が「あっ!!いつからそこに?」と言うと、喜美子はすみませんと謝ります。そして自分が手掛けた火鉢の試作品が出来たので見て欲しいと八郎に言います。

八郎はすぐに見に行こうとするのですが、喜美子は「いえ、後でいいです。それよりもお仕事、続けて下さい」と促します。しかし八郎は今やってた作業は仕事ではないと、近くにある電気釜を指して説明します。

「電気釜です。仕事さえしっかりやってくれたら、朝夕の二時間ほど使てかめへんて、社長にお許しもらいました。これでやっと自分の作品づくりが出来るようになりました」

八郎は今、大鉢のうどん皿を作っているらしく、しかし特に誰から注文を受けたわけでもなく「今はまだ…。僕は陶芸家やないんで…」とはにかみます。

八郎は美術大学で陶芸を学んだとはいえ、だからといって「ハイ、今日から陶芸家です」とはいかないと言います。自分の作品を世に出して認めてもらって、独り立ちして食べていけるようになるには何年、何十年かからるか分からないと言います。

「厳しい道です。けどいつかは、誰かにとって大事な宝物になるような、そういう焼き物を作るんが、僕の夢なんです」

八郎は作業に戻ると、ゆっくりとろくろを廻しながらコテをあてて形を整えていきます。間近に見るその作業に喜美子は心躍るのでした…。

朝彦
朝彦
確かに、ろくろを廻して形作るって、見ていて楽しそうですよね

八郎が陶芸の道に進もうと思ったのは、中学校の美術部の先生が作った、ぽってりとした褐色の壺に目を奪われたことがきっかけでした。そして美術学校時代には、瀬戸や備前などいろいろな焼き物の名所を布のリュック一つで旅して回り、その中で一番惹かれたのが信楽の土だったといいます。

喜美子は、幼い頃に出会った慶乃川さんという陶工さんの話をしたり、中学を出てすぐに三年間大阪に働きに出ていた話をします。そして戻って来た後は、必死に絵付けを覚えて「陶芸はやったことがないので、面白い。ずっと見てたい」と八郎に話します。

八郎「そんなん改めて言われたら恥ずかしいなぁ。急に意識してしまうさかい」
喜美「ほな、薄目にするわ。これならええ(笑)?」

仏像のような表情をする喜美子を見て、八郎は思わず吹き出してしまいます(笑)。和やかな時間が流れ、まだお互いの心の中に、それぞれの存在が忍び込んで来ていることには、まが気付かずにいました…。

朝彦
朝彦
こういう他愛のない話が楽しいんですよね

八郎が作業に戻ろうとすると、喜美子はバケツに溜まっている土のはしくれに気付きます。それは「割カス」と言って、練り直してまた使うのだそうです。すると八郎がバケツからその割カスを取って、ササッと小さな人形を作ります。そしてどのようにして陶器を作るのか、その工程を説明してくれます。

・まず人形を十分に乾燥させる
・700度〜900度で数時間、素焼きする
・必要に応じて絵付けと釉薬を塗る
・窯で一週間、本焼きをする
→薪の火は絶やさずに寝ずに焚く

八郎が「立派に生き返ります!」と言うと、喜美子は「生き返るんやてぇ」と人形に向かって嬉しそうに話しかけます。その姿を見て八郎は「可愛いなぁ」と眺めるのでした…。

「付き合って下さい!」

すると喜美子は前から気になっていた事を八郎に聞きます。

「十代田さん、なんでうちを”喜美子”呼ばんのです?信作とはもう”ハチ”、”信作ぅ”呼び合っておるのに。うちと十代田さんとの間は、なんつうか…男と女ゆうことでしょ!」

八郎は付き合ってもいない女性の事を気軽に名前では呼べないと言います。すると喜美子は「ほな、付き合ったらええやん?”喜美子”呼んで、付き合って下さい」と簡単に言います(笑)。

八郎は動揺しながらも、自分の家族のことや結婚観みたいな事を話します。

「えっ…あ…ぼ、僕は。一人前の陶芸家として踏み出したら、好きな人と結婚しようと思うてます。僕は八人兄弟の末っ子で、上に結婚したんやら、戦死したんやら、いろいろおって、いろんな生き方を見てきました。女だてらにぃ、言われながら商売やってる姉貴もおります。結婚なんてつまらん言うてますけど、僕は…つまらんとは思わへん。はよ結婚したいなぁ思てます」

すると喜美子も焦って「いえっ…うち、結婚ゆうのはよう分からんし、付き合った先に結婚ゆうのがあるもんですか?もれなく結婚が、ついてくるん?」と恐る恐る聞くと、八郎は「ちゃいます。好きな人が出来たら、結婚したいゆう話です」と教えてくれます。

喜美子は(この胸のドキドキは一体何なんだろう…)と感じます。しかし、喜美子にとって結婚はまだ実感を伴うものではありませんでした。「うち、結婚は考えられません」と言うと、八郎も「うん。ほな”川原さん”で」と決まります。

そして八郎は、就業後も男と女が二人っきりで残ってたら何を言われるか分からないので、その時は二人で言い返しましょう!と提案します。喜美子も「二人で闘いましょう。うち、闘うの好きや」と言います。こうして八郎はまたろくろを廻し始めます。喜美子はそれをそばでじっと見つめています。

しかし実のところ、この時二人はゆらゆらと気持ちが往き来していたのです。それは二人にとって初めて覚える感情でした。喜美子は荒木荘で医学生の圭介に抱いていた胸がチクリとした記憶を思い出します。しかし、今回はあの時の感覚とは何がか違う…。もっと切ないような、もどかしい感情だったのです。

朝彦
朝彦
今度こそ、本当の”恋”なのかもしれませんね

直子のSOSと大野雑貨店の閉店

そして家に帰った喜美子はマツに「朝夕の二時間、早く行って帰ってくる。新しく入社した人が、陶芸をやっていて自分も学んでみたい」とお願いします。するとマツは深野先生のマネをして「ええよぉ〜」とおどけます(笑)。

「気長に学ばせてもらい。百合子もようお手伝いしてくれるようになったし。直子は心配やけど…、今この家で手ぇかかんの、お父ちゃんだけやし」

ちょうどそこへ、その直子から電報が届きます。しかも立て続けに三通も届いており、マツは電報の量にオロオロします。

①モウイヤ ②モウダメ ③モウアカン

居ても立っても居られなくなったマツは「これ、いつもとちゃう!よっぽど東京の仕事が辛いんや。うち東京行って顔だけでも見てくる!」と言います。しかしマツが一人で東京に行くのも心配だと思った喜美子は、ふと草間のことを思い出します。

喜美子は「草間さんに頼んでみる!直子のことも覚えてるはずやし、きっと大丈夫や」と脱兎のごとく家を飛び出すと、電話をかけに信作の家へと走って行くのでした。

大野雑貨店は、閉店前の在庫売り出しで賑わっていました。喜美子は一ヶ月ほど前に信作から店を閉じると聞いていました。日本の高度成長期の波は田舎の町にまで押し寄せ、駅前には大きなお店が立ち並び、お客さんは一つの場所で買い物が済んでしまう方へと流されて行くのでした。

閉店後、大野雑貨店は改装して喫茶店にすることが決まっていました。奥から信作の両親が大工の棟梁と一緒に出てきます。すると人混みの中から常治が現れ、掘り出し物の処分品を物色し始めます。

喜美子は常治に気付くと、直子から三通も電報が届いたため、草間に様子を見に行ってもらうと電話をかけに来た事を言います。しかし常治は相変わらず直子を信用しておらず…。

「直子のやつ、弱音吐いとるだけやっ!甘やかすなっ!またお金送ってくれと踏んでんねん。草間さんにそんな迷惑かけられん!蒲田からこっちに投げ飛ばしてくれぇ言えっ!」

そんな常治の怒鳴り声を無視し、喜美子は受話器を取ります。……もしもし、と懐かしい声がしました。草間は二つ返事で引き受けてくれたのでした…。

朝彦
朝彦
草間さん、本当にいつもありがとうございますm(_ _)m

その一部始終を見ていた信作が、「お母ちゃんが淹れてん。まだ上手く淹れられん、泥水みたいやけど…」と湯呑み茶碗にコーヒーを淹れて持って来てくれました。

陽子が「泥水はよけいやろっ!」と明るくツッコむと大野も「ほんま、豆みたいな顔しとんのに、ヘタなんや」と顔をクシャッとさせて笑います。戦争を生き延び、故郷に帰って夫婦二人で始めた雑貨店…。諦めなければならなくなったことがどれほど寂しいことか…。二人の陽気さがかえってそれを物語っていました…。

喜美子は「ありがとう」とコーヒーをすすると、その味は大阪時代の喫茶さえずりのマスターが淹れる味とはほど遠いものでした。喜美子は「まあまあや」と信作に笑いかけます。信作はコーヒー以外にもサンドウィッチなどもメニューとして取り入れると言います。

「まぁ、変わっていかなしゃあない。そういえば新聞に載ってたで。『火鉢の生産、日本一やった信楽の町は大きな変換期を迎える』て。丸熊もそやろ?絵付け火鉢かて、勢いなくなってるやろ」

信作は喜美子の仕事のほうも心配してくれます。喜美子が「そんなん分かってる」と言うと、信作は信楽の町を活気づけるために『お見合い大合戦』というものを企画したと言います。喜美子は初耳でした。

「知らんかったんか?他の町からも来る。賑やかになるでぇ。そや、ちょうどええ!喜美子も参加しろやっ。あ、あの新人の十代田さんにも声かけたで!」

その名前を聞いて、喜美子の胸はキュンとまた痛むのでした…。

朝彦
朝彦
お見合い?喜美ちゃんも?八郎さんも?信作くん思い切った企画やりますね!

草間が信楽に!ちょっとした同窓会

それから二日後。直子が草間に連れられて東京から家に帰って来ました。帰るなり、直子は喜美子の作ったお茶漬けをかき込むと、あっという間に泥のように眠ります。常治とマツが草間にお礼を言うと、草間は恐縮してこう言います。

「いえいえ。助けられたのは僕ですから。直ちゃん、蒲田の寮に会いに行ったら、開口一番”信楽に帰りたい”って泣き出してしまって…。それで工場の社長さんにもお会いして、お休みを頂いて帰って来ました」

マツが「よっぽど辛いことがあったんやなぁ」としみじみと言うと、草間は「ホッとしたのか、汽車の中ではよく笑ってましたよ」と言います。そして常治は「一杯どうです?」と草間を誘うと、そのまま飲み屋へとくり出していきました。

飲み屋には大野と信作もやって来ました。草間は信作を見るなり「信作くんかぁ。うわぁスラッと格好良くなって」と驚きます。すると常治は「みんなデカくなって、こっちはもうヨレヨレの年頃やぁ」と言いつつ、嬉しそうに焼酎をあおります。

そうしているうちに草間が来ていると聞きつけて、柔道の教え子たちが続々と顔を出しにやって来ました。たちまち時が十数年前に戻って行きます…。みんなが元気で暮らしていることが何よりでした…。

すると信作が「みんな僕の企画した『お見合い大作戦』に、参加してくれませんか?信楽を盛り上げたい思うて」と声を上げます。草間も大根と厚揚げの煮付けをつまみながら「ほう!それは楽しそうだ」と後押しします。

信作は喜美子にも参加しろと言っていると常治に言うと「ダメダメ。ありゃ、嫁に行かんゆうてる」とイカ刺しの束を口に放り込んで言います。信作は常治が一番心配していることを分かっていました。

そこへ、のれんをくぐって照子と夫の敏春もやって来ました!

照子「わっ、ほんまに草間さんやぁ!見てみて、このお腹!見て、この人!」
敏春「初めまして。照子からよう聞いております」
草間「はじめまして。そうか照ちゃん、もうお母さんになるんか」
常治「おお、そや!めでたいこっちゃ」

すると草間は、近々貿易の仕事で台湾に行くことになった事を常治に告げます。その前に信楽に挨拶に来たかったので、ちょうど会えてよかったと言います。常治は「なんやまた遠い所に…寂しゅうなるなぁ…」となげくのでした…。

朝彦
朝彦
なんか草間さんの存在ってすごい大きいですね。そんな草間さんを助けた常治さんって…。

直子は恋煩いだった…

その頃、川原家では、目を覚ました直子の告白にマツも喜美子も驚いていました。直子の悩みは仕事の辛さではなかったのです。そして一人のある男性について、延々と話し始めたのです。聞いてもらわなければ身が持たない、それほどの切実さでした。

「牛田さんゆうねん。新人指導係で、うちに電化製品の組み立て工程を根気よう教えてくれて。うまく出来たら褒めてくれてな。映画にも誘ってくれたり、ほんなんウチにだけや。ほやけど、分かってん。牛田さん…彼女がいんねん。うちのこと妹みたいにしか思うてへん。指導係やから優しいのんも分かってる。ほやけどうち、服買うたよ。口紅も化粧水ゆうんも買って。お金ようけ使てしもた。好きになってしもてん…どうしてええか分からん」

直子は両足をさすります。そんな直子にマツは優しい表情で直子を見つめます。

「お母ちゃんに言わしたら、直子は正直もんや。自分のことをよう分かってる。自分の中の、好きゆう気持ちに気付いて、好きゆう気持ちを大切にしたんやな?」

直子は流していた涙を拭うと「話せてスッキリした!お母ちゃん、姉ちゃん、ありがとう。もうええ、東京へ帰るわ!」と顔を上げるのでした…。喜美子は、恋で悩むような年頃になった妹を愛おしく感じ、そして八郎の顔が浮かびました。

翌日、草間は喜美子の火鉢を見に丸熊陶業を訪れました。草間は「こうやって実物を見させてもらうと実感わくなぁ。喜美ちゃん、頑張ったんだね!」と褒めてくれます。喜美子は照れながら「草間さんのお陰です。めげない心を教えてくれました」と感謝します。

すると草間は、生き別れた奥さんに会いに行った時の話をします。「あんな事に付き合わせてしまって情けない…。申し訳なかった」と謝ります。喜美子は「いえ、そんなことないです」と言うと、草間はこう言います。

「だけど後悔はないんだよ。そういう人と出逢ったことは、本当によかったと思ってる。心から好きな人が出来ると、世界が広がるんだよ」

そして翌朝。草間は直子と一緒に東京へと戻って行ったのでした…。

朝彦
朝彦
直ちゃん、お金が無かったのは、そういう理由だったんですね…。そして草間さん、もう会えない気がする…

八郎が川原家へやって来た!

夕方、火鉢の絵付け作業を終えた喜美子は、八郎の陶芸を見に行きます。八郎の手の動き、工程の一つ一つを見逃すまいと見つめる喜美子でしたが、マツが直子に言っていた言葉を思い出しました。

「自分の中の、好きゆう気持ちに気付いて、好きゆう気持ちを大切にしたんやな」

不意に「やってみます?川原さんも、ろくろ使って」と八郎が喜美子に声をかけてきました。実は八郎としても、このままずっと喜美子に近くで見られ続けるの辛いものがあるらしく、どんどん実践して、やりながら覚えようということになりました。

ということで、喜美子も実際に八郎の隣にある手ろくろの前に座ると、「僕と同じにやってみて」と粘土の練り方から教わります。八郎との距離が近すぎて、喜美子は動悸が激しくなります。

喜美「十代田さんの指、長くてきれいですね」
八郎「指?そんなことどうでもええわっ。ほらやるで。ギュッとや!」

八郎も、あえて喜美子への思慕を追い払おうとします。そして喜美子も教えようとする八郎の本気を受けとめなければと思います。すると、ろくろを廻しているうちに、ほんのわずか作陶の魅力に触れた瞬間がありました。喜美子は夢中で形を作り、いつの間にか八郎を忘れ、ただただ集中していました。

外がどっぷりと暮れた頃、ようやく湯呑み茶碗らしき物が完成しました。「八郎さん、ありがとうございます。ウチにも出来た。驚きやっ」。二人は木の壁によりかかります。

喜美子は不思議なほど心が満たされていました。今まで味わったことのない感覚です。そして八郎に琵琶湖の見える丘で拾った陶器のかけらの話をします。きれいな紅の色で、室町時代あたりのものだと言うと、八郎は「え?それ、見たいです!見せてもらえますか?」と興奮します。

その翌日。仕事終わりの喜美子は八郎を連れて家に帰って来ました。若い青年の突然の訪問にマツは慌てるのですが、なぜか自分の結婚の時の話を始めたのです。

「八郎さんは八人兄弟?うちも上に五人おって、いつもほったかされてました。せやのに結婚の時だけ親が出てきて猛反対されて。泣きながら家を飛び出しました」

すると喜美子が部屋から陶器のかけらを持って来ます。八郎は「わぁ。ほんまにきれいな色やなぁ!」と大事そうに手にとって感動します。いろんな角度からそのかけらを愛でるように眺める八郎を見て、喜美子も嬉しくなりました。

八郎は「その当時の土と、水と、空気と…焼き加減か…。二度と出えへん、自然の色や…」と興奮しています。すこへマツがお茶を運んでくると八郎は「あ、もう帰ります。今日はあれ、お見合い大作戦に行かんとです。ええ人と出逢えたらええな思うてます」と言います。

その言葉に、喜美子の胸はまたズキンとうずくのでした…。

朝彦
朝彦
八郎さんの中にはまだ喜美ちゃんはないのかなぁ…残念(^_^;)

「喜美子さんの手離しません!」

八郎が慌てて出ていくと、喜美子は八郎が忘れていったハンカチに気付いて、そっと拾うとしばらくの間、握りしめていました。

「それにしても十代田さんって、感じええ人やったなぁ。あんな人やったら、すぐに合う人も見つかるんやろうなぁ。ほんですぐに結婚するんやろうなぁ…」

マツは、娘がどんな言葉をかければ動くのか、よく分かっていました。気づけば喜美子は草履をつっかけて外に飛び出していました。八郎を追いかけるために。

喜美子はぜぇぜぇと肩で息をしながら「十代田さんっ、これ!」と叫ぶと、八郎は振り向きます。喜美子は勇気を振り絞って叫びます。

「一回しか、言わへんわ。あの、お見合い大作戦に行かんといて下さい!好きやねん、うち。どう考えても、よう考えても、十代田さんのこと好きやった!」

八郎は驚きのあまり「あ……」と言葉が出て来ません。すると喜美子は、草間とその別れた元奥さんの話を始めました。

「草間さんゆう人がいてな、柔道教えてくれた。戦争ではぐれた奥さん探しててん。ずっと信じて探してたんやけど、見つけた時はもう他の男の人と暮らしててん。お腹に赤ちゃんもおって。うち、そん時思うてん。結婚しててもこういうこと、あるんやなて。手繋ぐことより、難しいことがあるんやなて。手繋ぐより、繋いだ手離さんことのほうが難しいんとちゃう?」

「……」八郎は黙ったままでした…。

喜美「そん時、そんなこと思うてん。ほやから、結婚とか、よう分からんくなって…」
八郎「離せへん」
喜美「えっ?」
八郎「僕はずっと離せへん。喜美子さんの手、離しません!」
喜美「あっ…」
八郎「だ、だ、だき、抱き寄せてもええですか?」
喜美「あかん!」
八郎「何で」
喜美「な、泣くわっ!」

八郎は喜美子の手をぐいっと引き寄せます。空一面に、美しい夕焼けが広がり始めていました。そこに常治と百合子が通りかかります。二人は大野雑貨店の最終処分品をどっさり抱えています。喜美子は抱き寄せられた八郎の肩越しに、常治がポカンと口を開くのが見えたのでした…。

朝彦
朝彦
ヤバい!常治さんに見られてしまった!!

※この続きは↓第11週のネタバレをご覧ください!
→第11週ネタバレあらすじ「殴ってすまん!娘はやらん!」

朝ドラ スカーレット【10週】の感想「八郎さんなら手を離さないと思う!」

朝ドラ・スカーレットの第10週のネタバレ&あらすじはいかがだったでしょうか?

とうとう喜美ちゃんが愛の告白をしましたね。すごく感動的でウルウルきてしまいました(T_T)
ここでもまた草間さんの登場ですよ。どんだけ人生の節目で草間さんが出てくるんでしょうか(^_^;)。

「手を繋ぐより、繋いだ手を離さないことのほうが難しい」

名言じゃないですか!?本当にその通りだと思います。喜美ちゃん、この歳でこんな事言えるなんてスゴすぎですよ。
こんな事言われちゃったら八郎さんも抱きしめたくなりますよね。これでフッたら男じゃないです。

でも怖いのは次週ですね…。
いちばんヤバい人に見られちゃいましたから…。常治さんです。
そもそも喜美ちゃんが八郎さんを家に連れて行った時に「ヤバい」と思ったのですが留守だったので「ラッキー」と思ったのですが…。甘かったです(^_^;)

常治さん、二人の事なんて言うんだろ…。な〜んか嫌な予感がします(^_^;)
八郎さんは腕っぷし強く無さそうだから、ぶっ叩かれたら終わりですよね…。あ〜怖い。

それと、今週は母のマツさんの存在感も大きかったような気がします。直ちゃんが失恋して帰ってきた時も、ちゃんと気持ちを受けとめてあげてましたし、喜美ちゃんが八郎さん追っかけないでウジウジしてたのを、うまいこと焦らせるような事言ったりして…。
最初はあまり存在感無かったのですが、ここに来てすごくいいお母さんだなぁと思うようになりました。

最後に、いろいろお世話になった大野雑貨店が閉店になって寂しいです。それと喜美ちゃんの火鉢の売れ行きも下降の一途ということで、これからどうなるのでしょうか??

以上で、朝ドラ『スカーレット』10週目のネタバレ&あらすじと感想を終わります。
※本記事のネタバレ・あらすじの内容は、放送される内容とは異なる場合がございます。予めご了承下さいませm(_ _)m。

※この続きは↓第11週のネタバレをご覧ください!
→第11週ネタバレあらすじ「殴ってすまん!娘はやらん!」

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です